昨日(11/16)に、育友会交流会の事前打ち合わせを行いましたので、その様子をご紹介いたします!
今回、久しぶりに開催する育友会交流会は、「再発見!ならまちの魅力」と題して、いわば”ならまちの歩き方”を ガイドである講師をお招きして、付近の歴史を学びながら交流を図ろうという企画です。
なんで交流会開催するの?
育英会交流会の目的は、やはり「交流」です。
子どもを同じ学びの校舎に通わせている保護者ですが、普段会う事は少なく、特にコロナ禍において、その機会はほとんどありません。
そんな中、久しぶりに交流会を再開し、保護者同士の世間や子育てについての会話から、新鮮で新たな発見や気づきが生まれることでしょう。
とは言っても、ただ保護者同士が交流するってのは難しいので、今回は育友会委員への事前アンケートから「歴史・世界遺産」への関心が高いことから、題材を”ならまち界隈の歴史探求”としました。
どんな交流会になりそう?
さて、交流会の打ち合わせには、講師のお二人にお越しいただき、育友会会長、副会長、事務局、事務長が参加。
講師の中西裕子氏(写真・左)と黒崎幸子氏(写真・右)は「なら・観光ボランティアの会」で活躍されているベテランのガイドで、さすがの知識量に驚かされました。打ち合わせのはずが、ならまちの蘊蓄(うんちく)話に花が咲いて、なかなか本題に戻れない場面も(笑)
一般の旅行者なら絶対スルーしてしまう、”ならまちの歩き方”をこっそりと教えてもらう講座となりそうです。
講座もクイズなどを交えて、楽しくなるほどが多いものを目指しています。
あの行基菩薩像は、どこを向いているの?
蘊蓄(うんちく)○○連発なるものも提案しましたが、何連発になるかは当日のお楽しみとして、きっと誰かをならまちに連れて行って話したくなるものに違いありません。
例えば、ひとつ。
あの近鉄奈良駅にある行基菩薩像、どこを向いているかご存知ですか?
なんとなく、行基菩薩像の先を想像すればわかるかもしれませんが、実は「東大寺」の方向を向いて立っています。
行基(ぎょうき/ぎょうぎ・668年~749年)は飛鳥時代~奈良時代のお坊さんで、仏教をひろめる活動のかたわらで社会福祉や土木開発に関する公共事業を積極的に行った人物です。
743年に聖武天皇から奈良の大仏さん(国宝・盧舎那仏坐像)の建立を直々に依頼を受け、大仏造立という国家プロジェクトの責任者に起用されましたが、東大寺で盛大な大仏開眼会が行われたのは、行基が亡くなって3年後の752年でした。大仏造立に力を注いだ行基をしのんで、東大寺に向けて建てられたということです。
ちなみに今ある像は、3代目で初代は1970年に当時の市長・鍵田忠三郎氏によって建てられたとのことです。
子どもたちにも身近な”ならまち”を知って、交流しよう
といった、なるほどの蘊蓄(うんちく)が、ならまちには、多く点在しています。
他にもご紹介したいのですが、本記事ではこの辺で。
歩くにはちょうど良い気候で、ただ歩くだけでも楽しいのですが、誰も知らない・見ていない歴史背景やアイテムを探索すれば、ならまちが50倍楽しくなることでしょう。
高円高校・高円芸術高校に通う生徒の中には、ならまちを経由して登下校したり、ふらっと立ち寄ったり思い出の場所でもあります。
そんな身近な歴史の宝庫を一緒に学び、交流すれば、100倍楽しくなるでしょう!
参加特典として、かわいい鹿の折り紙のつくり方や蘊蓄(うんちく)をチラ見しながら、探索できる「ならまちの歩き方のしおり」を用意しています。
ならまちのスウィーツ
奈良の土産は?と、聞かれることが多いと言うガイドのお二方も困ってしまうお土産問題。
”花より団子”ということで、 ならまちのスウィーツもご紹介いたします!
スウィートスポットを目指して散策も楽しいですよね!
コメント