2025年度 奈良県高等学校人権教育研究会 夏期研修会

2025年8月23日 土曜日
13:30-15:30
奈良県社会総合福祉センター 大ホール

参加対象 各校推進委員 教職員 保護者等

・13:00-13:30  受付

・13:30-13:45  開会行事 日程説明

・13:45-15:05  講演

・15:05-15:20  閉会行事 アンケート記入

目次

テーマ「子どもの力を引き出す大人の関わり方」

講師 長村 知愛氏(特定NPO法人ASOVIVA)


講師の長村さんは現在22歳。ご自身が不登校となり、自己否定や絶望感による二次障害に苦しんだ経験があります。

その中で長村さんとご家族は「社会から分断されず、安心して堂々と通い過ごせる場所」が必要だと気づかれたそうです。

この思いを原点に、わずか15歳の時にデモクラティックスクール「ASOVIVA」を立ち上げられました。

ご講演では、ご自身の生い立ちや、周りの人々から受けたサポート。さらに大人の関わり方や教育の可能性について語られました。

講演内容(レジュメ)
①ご自身の経験
②元気になる過程
③大人の関わり
④学校に行かない経験も人生の糧になる
⑤ASOVIVA について
⑥進路について
⑦視点をアップデートする

研修を通じて学んだこと
当事者としての体験、経験から紡がれる長村さんの言葉には、苦しかった当時の思いが詰まっていました。
ご講演の中で長村さんは「ずっと続けてほしい」という大人の関わりとして、①受け止めること、②承認の言葉がけ、③求めず楽しいを共有、この3点を強調されていました。

「子どもたちは未熟な存在ではない」
「立ち止まっているように見えても、今は根っこを伸ばしているのだ」と子供たちの可能性を信じられている自分でありたいと思う研修会でした。

目次
閉じる