2022年10月19日 音楽科生徒19名の独奏、独唱からなる第216回高円ホールコンサートが校内芸術棟内のホールで行われました。
トロンボーン、ピアノ、ホルン、アルトサックス、マリンバ、トランペット、ヴァイオリン、フルートの独奏、バリトン、ソプラノの独唱。日頃の練習の成果を発表している姿は堂々と輝いて見えました。
その中からアルトサックス 2年生の村岡さん にインタビューしました。
___ホールコンサートいかがでしたか?
「練習期間が凄く短かったんですけど、楽しく演奏出来たかなって思います」
___40周年記念演奏会(第31回定期演奏会)に向けての抱負
「今回失敗した所だけでなくて、より聞いてる人に楽しんで頂けるような演奏が出来たらなって思っています」
___将来の夢
「今、専攻の先生、自分に教えて下さる先生がいるんですけど、そんな感じで子供達に音楽を教えていけたらと思っています」
___ホールコンサートについて音楽科の牧野先生にお伺いしました。
｢ホールコンサートは、年間で７回定期的に行われています。日頃の練習の成果を人に聴いてもらえる良い機会となっています。試験やコンクール前など、人前で演奏することによって発見することや気付きもあり、再確認する上でもホールコンサートは大切な発表の場であると思っています。｣
___本校の卒業生だとお伺いしていますが、ホールコンサートに出演されたことはありますか?
｢はい。あります。一番初めは、１年生の６月のホールコンサートだったと思います。ものすごく緊張しました。でも、クラスの友達をはじめ、２．３年生の先輩方、先生方にも自分の演奏を聴いていただき、拍手をいただけたことがすごく嬉しかったのを覚えています。それをきっかけに、３年間頻繁に出演していたと思います。私の周りには、ホールコンサートに出演することを目標として練習している友達もいて、私もその一人でしたね。“今練習している曲を１０月のホールコンで歌いたい！頑張ろう！”みたいなかんじで、モチベーションの１つにもなっていました。
日頃、一緒に生活して慣れ親しんでいる人の前で演奏することって結構恥ずかしいんですよ。ホールコンサートは舞台と客席との距離も近いので、そういう意味でもすごく緊張します。何回出演しても、それは変わりませんでした。また、演奏したあと、先生や友達にアドバイスや感想を聞くのも楽しみの１つでした。
現在、私は２年生の担任をしています。１年生の頃から出演している生徒たちの演奏を聴くと、一人一人の日々の成長を感じます。すごく上手になったなと思うことも多くあるのですが、今ぶちあたっている課題だったり、時にはそれを乗り越えた演奏を音楽科の皆で共有することもできます。一人一人の成長の過程をみることができる、これもホールコンサートの魅力の１つだと思います。」
___生徒(後輩)へメッセージはありますか?
「私、高円音楽科に合格できて学ばせていただけたことがすごく嬉しくて。高円で学べたこと、今でも誇りに思っています。ここで３年間、すごく伸ばしてもらったんですよ。なので、本当に感謝しています。この環境にも、先生方にもたくさん助けていただきました。一緒に刺激し合いながら頑張れる友達がいて、自分自身を磨くことができたから、成長できたと感じています。そういう恵まれた環境って、なかなかないんですよ。
今、教員という立場になって、クラスの生徒達にもよく話すのですが、しんどいことや苦しい時って誰でもあると思うんです。そんな時、『なかま』として皆で頑張っていってほしい。高円にきたからこそ、３年間、音楽面はもちろんですが人間性も含め自分自身を磨いて、成長していってほしいなと願っています。」
___ホールコンサート終了後、音楽科をまとめる清水先生からお話がありました。
「私達は演奏者です。表現者です。なので絶対一番の応援者になりましょう。私達が私達自身の演奏を誰であっても演奏してる人を応援出来る、それはとても大事な事だなと思っています。そういう空気の中で演奏している演奏って、それはとても特別なんです。ということで皆が皆の力を是非発揮させられる自分であって欲しいんです。
時間は止まりません。これが素晴らしい。いい事も悪い事も留まらない。是非、今日は皆に伝えたい。
そしてもう一つ、密度の濃い音楽を求めて下さい。楽譜の音符が並んでいるだけでは人は感動しないんですね。そこに密度がないとだめなの。その密を自分がちゃんと見つけに行く」
そして締めくくりに
「いよいよ私達の定期演奏会、一年に一回の大きなコンサートを控えています。今年は節目になります。これは凄いことなんです。それを大事にして欲しいなと思っています」
と仰っていました。
40周年記念演奏会(第31回定期演奏会)、音楽科の皆さん、頑張って下さい! 応援しています。
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