プロデューサーが語る!社会で求められる芸術力とは!?

6月1日(木)総合芸術探究を選択している2・3年生の授業に、現在大阪成蹊大学芸術学部で教壇に立っておられるアートプロデューサーの辰巳清先生が、特別講義に来られました。
前半3年生、後半2年生の2部制で大学の講義さながらの授業でした。

2年生の授業では、「社会で求められる芸術力を養う」をテーマに、必要とされる3つの力


発案力 目利き力 協働力

の説明がありました。
テーマに沿ってお互いに意見を交換するグループワークでは意外な気づきがあったのではないでしょうか
また、好きなアーティストの理想のコンサートを考える時間はとても盛り上がりました。

3年生の授業ではアートプロデュースの具体的なお話をしていただきました。
アリーナでの大規模なコンサートに的を絞り、機材の発展のお話やさらには曲のセットリストの組み立て方、実際に組んでみてのグループワークなど、
とても興味深い貴重なお話を聞けたと思います。
生徒の皆さんが生き生きとお互いに意見を出し合っている姿が印象的でした。

辰巳清先生にインタビュー

・株式会社アミューズ(芸能事務所)に入ったきっかけを教えて下さい。

大学時代はバブルだったんで、将来はイベントの仕事をやろうと思って学生の時に起業してたんです。
当時で言うと京都のディスコとかを借りてダンスパーティーをやったり、プロのコーラスを呼んでライブをやってもらったりしていたんですよ。
だけど在学中ブラジルに留学していて、その時の恩師に本当に一生その仕事をやっていくんだったら、東京に出て大きい会社に勤めて修行してみてはどうかと。
そして恩師の親友がサザンオールスターズの事務所の専務だと言われ、サザンやったら良いかも!!と思って就職試験を受けたのがきっかけです。

・なぜブラジルに留学しようと思ったんですか?

イベントの仕事に就きたいと思っていたので、世界最大の音楽イベントであるカーニバルを在学中に体験してみたいと思ってたんです。
そんな時に大学の掲示板にブラジルへの留学生募集ってのが貼ってて、当時ランバーダって曲がすごい流行ってたのもあってブラジル行くでしょ!!ってなったんです。

・進路や将来に迷っている高校生たちに大事にした方が良い事はありますか?

自分が好きな事とか表現したい事がわからないって言う学生は沢山います。むしろ何を造ったら良いのか、表現欲求が湧かない事に悩んでいる学生がすごく多いですね。
そういう人達に、自分は何に関心があるのか考えてもらう授業をしています。

授業を受けた生徒達の反応

・特別講義を受けた感想は?

ひとつひとつ丁寧に教えてくださったのでとても分かりやすい授業でした。

・授業の中で面白いと感じた点はなんですか?

グループワークでの「お互いを褒めることで、自身の興味のあることに目がいく」という話が面白かったです。

・特別講義を受けた感想は?

興味深かったです。
グループワークで個人の見方とか、相手の考え方とかを知る事が出来たのでそこも良かったと思うし、ステージ関係の事も詳しく教えてもらえたのですごく良かったです。

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