総合芸術探求(普通科)も40周年記念式典に
40周年式典では、記念演奏会や作品のロビー展示が予定されていて、音楽科と美術科しか出番がないと思っていると大きな間違い。実は、本校の総合芸術探求(普通科)が式典の重要な任務に関わっている。
40周年記念式典まで45日、今日はその打ち合わせ(授業)に潜入取材してきた。
40周年記念式典「バトンタッチ」をテーマに1学期からから話し合いを進め、2学期からはより具体的な打ち合わせが始まったところ。総合芸術探求(普通科)は、式典内のバトンタッチセレモニーの”10分間”を担当する。
総合芸術探求のメンバーは、普通科の2年生24名(内、男子生徒2名)で構成され、3つのグループに別れて40周年記念のプロジェクトに挑戦している。
「みんな、うちに秘めたるものがある」
と語っていただいたのは、特別講師 柿本梨菜の先生。
「当初は、反応が薄いと思っていたが、いろんな意見やアイデアが出てきた。各グループ同士でプレゼンやブラッシュアップを重ねて楽しくやってきた。特にグループで話し合うときは生き生きしている。(今のところ、苦戦しているが)なんとか形にできると期待している。生徒たちには、高い完成度をお求めていない。自分たちで考えて、形になった。しかも、たった10分かもしれないが、学校の重要な式典、そこを任されて苦戦しながらも自分たちでやってきた(という体験に価値がある)。式典が終わった後にやってよかった!と実感できるではと思います。」
グループリーダーに突撃取材!
40周年記念式典で演出を担当している総合芸術探求(普通科)の生徒の皆さんは、3つのグループに別れて担当。
今回は、その中の2つのグループリーダーに話を聞いた。
イベントの裏側を自分たちでつくる
まずは、「セレモニープロデュース」グループのリーダー 2年生の北村さん
Q.総合芸術探求(普通科)を選んだ理由はなんですか?
北村さん:高円高校にしかないものだったから。入学前に学校のパンフレットで総合芸術などを学べると知って入った。
Q.総合芸術探求(普通科)では、どんな事を学んでいますか?
北村さん:舞台の音響の話や幕の名前など。イベントをするにあたって気をつけなければいけない事やお客さんを第一に考えて動く事、スケジュール管理など。
Q.40周年記念式典に向けて進み具合はどうですか?
北村さん:みんな意欲的にやっている。
Q.大変な事もあると思います。どんなことでしょうか?
北村さん:パソコンを使っての作業が少し不安。
Q.式典への意気込みなど聞かせてください!
北村さん:小学校、中学校の音楽会などのイベントは学校側でやってくれて、私達は出演するだけだったのでこうやってイベントの裏側を自分達でつくるのが初めてでうまくいくかわからないし不安もあるけれど、成功したらとても嬉しいと思うので連休や修学旅行もあるので時間が無いけれどみんなで協力すればなんとかなるかなと思います。
将来の夢は女優
2人目は、「バトンタッチの演出」グループのリーダー 2年生の髙松さん
(ジャンケンで負けてリーダーに)
Q.総合芸術(普通科)を選んだ理由はなんですか?
髙松さん:将来、女優さんになりたいと思っていて、舞台の事や専門的な事を知りたいと思った。
Q.総合芸術探求(普通科)では、どんな事を学んでいますか?
髙松さん:イベントの種類や舞台の場所、状況の名前、専門的な言葉などを学んでいます。
Q.40周年記念式典に向けて進み具合はどうですか?
髙松さん:最初は思っているより進まなくて、10分と言う短い時間だけどそれを考えるのに時間がかかって難しいと思った。
Q.グループの雰囲気はどんな感じですか?
髙松さん:最初喋った事のない人もいて、知っている子には目を見て喋ったりしてたけど今、結構意見が出ていく中で喋った事のない人でも喋れるようになりました。
Q.大変な事もあると思います。どんなことでしょうか?
髙松さん:流れの繋ぎ目、映像から舞台へ繋ぐ時の流れとか、どうしたら自然になるかが難しい。
Q.式典への意気込みなど聞かせてください!
髙松さん:最後は達成感で終われたら良いな。
思ってたよりすごいとか拍手とかあったら良いなと思います。
取材を終えて
(大変失礼ながら)「総合芸術探求(普通科)」で何を学んでいるのか、正直なところ知らなかった。
今回の取材で授業の内容と取り組んでいる生徒の皆さんの様子を知ることができた。
なかなかアイディアが出なかったり、積極的に発表できる生徒さんやじっくりと話し合いに耳を傾ける生徒さんなど、いろんなタイプの生徒さんが グループごとに話し合っている姿に刺激を受けた。
式典のバトンタッチセレモニーと生徒さんの体験や成長に注目したい!
次回、9/29(木)の取材も楽しみだ。
取材日:2022年9月15日(木)
取材/撮影:広報委員